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『ムシウタ(Mushi-Uta)』 杏本詩歌 

杏本詩歌

『ムシウタ』の詩歌(しいか)です。
殆ど言葉を口にしないシャイな彼女を、ちょっぴり微笑ませてみました。
それでも、何となく物寂しげに感じるのは、気のせいだろうか・・・??
傍に浮かぶ“ふゆほたる”を描くのは、とても楽しかったです。
昆虫を描く機会なんて、滅多にありませんからね~(´▽`;)

詩歌は本編のヒロイン。
雪の様なものを降らし、それに触れたもの全てを壊す能力を持つ。
4年前に発見された時、“特別環境保全事務局”=略称“特環”を壊滅状態に追いやり、“かっこう”の手で“欠落者”となる。
その恐るべき戦闘力ゆえ、“秘種一号”として認定されている。

政府から公式には認められておらず、ただの噂話に過ぎないはずだが確かに存在し、10年程前からこの国を侵食しつつある謎の【虫】。
それは何処からともなく現れて少年少女等に取り憑き、“夢”を喰らって成長する。
そして、“夢”を蝕むお返しとばかりに宿主に超常の力を与え、“夢”を喰われ切った宿主にが訪れるまで居座り続けるのだ。
一度“虫”に憑かれたが最後、その存在から逃れる事は絶対的に叶わない・・・。

そんな、絶望が静かに伝染し行く世界で、独りの少年と少女の物語が始まる。
少年の名は【かっこう】。
【特別環境保全事務局】に所属し、初任務についた新人局員だった。
少女の名は【ふゆほたる】。
触れたもの全てを破壊する雪を降らせる能力を持つ、強力な【虫憑き】。
雪の降る真っ白な世界で彼らは出会い、たった1つの約束を交わす。
そして、少女は少年の手によって、【欠落者】となった・・・。

---四年後。
何一つ変わった所の無い高校生【薬屋大助】は、ショートカットの似合う可愛らしい少女と出会う。
彼女の名は【杏本詩歌】。
初めて視線が合ったその時から、彼らは惹かれ合い、少しずつ心を通わせて行く。
それが、運命的な再会とは露知らず・・・・・。

≪重要キーワード解説≫
虫憑き…正体不明の“虫”に寄生され、超常の力を与えられた少年少女等の事。夢を喰うと言う“虫”の特性からか、“虫憑き”となるのは主に夢と希望に溢れ多感な若者世代を中心としている。普通の人間では有り得ない力を持つため、恐怖と差別の対象となっている。
始まりの三匹“エルビオレーネ(大喰い)”“ディオレストイ(浸父)”“アリア・ヴァレイ(三匹目)”の三体を指す。人間の夢を喰い、“虫憑き”にしてしまう能力を持つ。各々嗜好や生まれる“虫憑き”のタイプが異なる上、人間であるのかどうかさえ解明されていない謎の存在。
欠落者…“虫憑き”が自身に寄生している“虫”を殺されると陥る状態の事。夢を忘れ、自発的な感情や意志、記憶等を失い、他者からの命令が無ければ食事を摂る事もない。一度“欠落者”になると、二度とその状態から回復する事は無いとされている。
特別環境保全事務局…略称“特環”。政府の公式発表では存在していない“虫憑き”を、あらゆる特権を用いて捕獲し、一般社会から隠蔽する目的で作られた秘密機関の事。また、“虫憑き”の捕獲には、組織の支配下に置かれた同じ“虫憑き”を、局員として派遣している。
むしばね…“虫憑き”に“虫憑き”を狩らせ、次々と“欠落者”を生む特環に反発する、在野の“虫憑き”が結成したレジスタンス組織。特環を潰して“虫憑き”が自由に安心して暮らせる世界を作る事を目指し、特環との戦闘や“虫憑き”の保護等を行っている。

ここで、詩歌以外の主な登場キャラクターを紹介。
薬屋大助…何一つ特徴的な所の無い普通の少年だが、特環が擁する最強の虫憑き“かっこう”としての顔を持つ。
立花利菜…薬屋の同級生。実は、虫憑きのレジスタンス組織、“むしばね”のリーダー“レイディー・バード”である。
土師圭吾…切れ者として名高い特環の東中央支部長。妹が虫憑きである事から、虫を激しく憎んでいる。
みんみん…特環、東中央支部所属の虫憑き。土師に恋愛感情を抱いているが・・・。
五郎丸柊子…特環の東中央支部所属。土師のアシスタント。のんびりとした性格。

第11話「終ワラナイ夢」では、ついに都市型隔離施設【GARDEN】の運営目的が、土師により明らかにされました。
欠落者となった者は自分の意志を一切持ち合わせない。
逆に、命令されれば何でも受け入れる。
“虫憑き”が増え、夢が失われて行く世界の先には何があるのか・・・??
世界を“欠落者”で埋め尽くす事で、自分が王様になれると夢見た者達が居たらしい。
ただ、それだけの事・・・。
結果、“虫”は人間によって創られたものである事が判明。
そして、詩歌の夢を付け狙う“大喰い”。
一方、特環からの総攻撃を受ける利菜は、土師をあと一歩の所まで追い詰めるも、ついに自身の“虫”【ナナホシ】の体内に呑み込まれてしまう。
成虫化し、大暴走を繰り広げる利菜の運命は、果たして・・・??!

最終第12話「夢ミル蛍」では、バタフライに扮した“大喰い”の見守る中、各々の“虫憑き”達の戦いと、その行方が描かれました。
元々“大喰い”の狙いは、利菜と薬屋、そして詩歌、3人の濃厚に膨らみ切った末の夢であった様だが・・・。
薬屋が“かっこう”であった事を知り、怒り心頭の利菜。
だが、「敵は、オレ達の夢を喰らって生き続けてる奴等だ!!」と言う薬屋の叫びを聞き、即座に意識を取り戻す。
彼女等の夢は唯1つ、“幸せになれる場所”を見つける事・・・。
その後、【かっこう虫】を全身に纏った薬屋により、“ナナホシ”は駆逐されるも、共に利菜も消滅してしまうのでした・・・。

大怪我を負いながらも、“ふゆほたる”と心を通わせ合う詩歌。
そして、ズタボロの姿で詩歌の前に現れた薬屋。
薬屋と“かっこう”が同一人物である事を理解した詩歌は、その胸に顔を埋め、静かに瞼を閉じる。
『例え夢を見失っても、何度でも思い出せる。同じ夢に出逢えれば・・・・・』

気付けば、そこは薄暗い病棟の一室。
そして、カーテン越しに見えるは、薬屋であろう者の影・・・。
「利菜は最後までお前の事を心配していた。そして、最後まで夢を諦めなかった」
「忘れない・・・、ちゃんと覚えているから。利菜の夢は、私が見続けるの・・・。そして、もっと強くなる。そうしないと、夢は守れないから・・・」


薬屋による“かっこう”からの伝言。
それは、『来年のクリスマスにプラネタリウムで待っていて欲しい。今はまだ会えないが、必ず行くから・・・』と言うものだった。
そして、2人は互いに視線を交わす事無く、各々の道を歩んで行く事となる・・・。

ラスト、病室に残された詩歌は、“ふゆほたる”に向かってこう囁く。
“大切な人達が勇気をくれたよ、夢を叶えようね・・・・・”

“虫”と言う、異色の存在を取り入れたこの作品。
しかも、その“虫”は人の“夢”を喰らい、“夢”を喰われ切った人々は、自我を喪失してしまうのだと言う・・・。
よくよく考えてみると、“虫=夢”の方式が成り立ち、それは現代社会を生きる我々にも、何かしら通ずるものを感じさせてくれる。
やはり、人は“夢”がなくては生きて行けないのだと。
“夢”を失えば、例え生きていても、その存在価値は無きに等しいものとなってしまうのだと・・・。
“夢”を持ち続ける事の難しさ、そして大切さを、改めて考えさせられる、とても良き作品であった様に思います。

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  • [2007/11/05 21:11]
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  • [2007/11/05 21:33]
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